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司法試験予備試験の論文の書き方
法律論文の書き方について、ご説明します。
論文の型
論文の型について、よく質問を受けます。
論文の型については、難しく考える必要はありません。
基本的には、同じ流れを繰り返せば、問題ありません。
条文の~の文言が問題となる。そもそも、条文の趣旨→あてはめ。の流れを繰り返せばいいです。
何を書いて、何を書かないのかの方が重要です。形式的なものは、合格者の答案を真似すれば十分です。
論文の型に、時間を費やす必要はありません。
論文作成の思考
論文を書き始める初期の段階では、論証を書くことを中心に論文を書こうとすると思います。
初期段階では、論証を覚え、それを書くことを中心にするかたちでよいと思います。
スタンダード100を繰り返し、論証を書くことを中心にして問題ありません。
しかし、予備試験の受験が近づいてきた段階では、この思考を転換する必要があります。
司法試験とは、実務家を養成するための試験です。実務、つまり裁判は、事実によって判決が変わることがほとんどです。
法律論つまり、論証で判決が変わることもありますが、実際の裁判は事実関係によって、判決が変わります。
司法試験も、実務家養成試験である以上、予備試験の問題文の事実関係を重要視しなければなりません。
司法試験受験段階では、主要論点の論証は暗記し、問題文の事実関係から論文を書く思考を覚えることになります。